ICHIGOが実際に育つ場所:インド各地の圃場

著者 ICHIGO Editorial · 公開 2026年6月3日 · 7 分で読了

ICHIGOのポリハウス内に並ぶ白い垂直栽培タワー。目の高さに完熟した赤いいちごがあり、緑の株の列が奥へと続いている

シェフにとって、プレミアムないちごは味わいである前に「産地の物語」です。どこで育ち、が育て、来週も同じものが手に入るのか。「輸入品」は答えではありません。価格タグと疑問符にすぎないのです。

ICHIGOの答えは「地図」です。日本品種を、インドの実在する名前のある土地で、日本の農業指導のもと、自ら作り上げた土壌で栽培しています。その場所と、それぞれの土地がその座を勝ち得た理由をご紹介します。

品種は移動する。指導も一緒に移動する。

すべての拠点で、同じ2つの日本品種を栽培しています。Miyoshi & Co(ミヨシ)のBerry Pop F1シリーズであるSAKURA(甘さと香りを追求して育種)とHARUHI(安定した糖酸バランスと周年での一貫性を追求して育種)です。インドの露地主力品種であるWinter Dawn、Camarosa、Nabilaは、収量と輸送性を目的に育種されました。SAKURAとHARUHIは「皿の上」のために育種されたのです。

同じ遺伝子を異なる土地に植えるのは、意図的なことです。KapradaのいちごとAmbegaonのいちごは、同じ品種を2通りの方法で育てたものということになります。これによって、どの気候が何をもたらすのかを学べると同時に、バイヤーは産地ごとの当たり外れではなく、一貫した一つの製品を手にできます。

Kaprada(カプラダ)、グジャラート州 — 露地とハウスを並べて

Kaprada(カプラダ)(南グジャラートのValsad県)では、同じ拠点で露地栽培の畝温室栽培の両方を運営しています。この組み合わせこそが要点です。露地はその品種が実際のグジャラートの条件下でどう育つかを教えてくれ、保護された温室は気候を安定させたときにどう育つかを教えてくれます。同じ種、2つの屋根、一つの比較です。

ここは日本の栽培方法が最も色濃く表れる場所でもあります。栽培設備そのものが日本から輸送されたものです。静岡(Shizuoka)で梱包され、Nhava Sheva経由で海路で運ばれてきました。つまりKapradaの栽培システムは、現地で近似的に再現したものではなく、日本のものそのものなのです。

Ambegaon(アンベガオン)、プネー近郊 — Bhimashankar一帯の露地栽培

Ambegaon(アンベガオン)(マハラシュトラ州プネー県)、Bhimashankarの丘陵地帯の高所では、露地で栽培しています。グジャラートの沿岸部よりも涼しく標高の高い土地で、同じ株にとって異なるストレス環境となります。さらに、いちご文化の根づいた地域でもあり、そこで共に育てていくことができます。

KapradaとAmbegaonの2拠点によって、単一の農園では決して得られないものが手に入ります。同じ品種、同じ指導、そして本質的に異なる2つの気候です。これこそが、ある地域がひと月不調でも途絶えることのない供給を築く方法なのです。

土は、ただ植えるのではなく「作る」もの

これらはすべて、痩せた土地では成り立ちません。ICHIGOのすべての圃場の根底には、Tsuzukuの名のもとに実践しているのと同じ規律があります。BLOF(Bio Logical Farming/生態系調和型農業)、すなわち「株だけでなく土を養う」という考え方です。作物残渣は土に戻して熟成させ(1,000平方メートルあたり1トン規模の稲わら)、植え付け前には太陽熱で畝を養生し、土壌は養生前、養生後、そして収穫後に検査します。これによって、期待ではなく、その土地が実際に何をしたかを把握できるのです。

生きた土壌こそが、品種の力を引き出します。甘さ、しっかりしたヘタ、均一な色づき。これらはすべて、生きている土から生まれるものなのです。

「地図」が「ラベル」に勝る理由

「輸入の日本いちご」はラベルにすぎません。KapradaとAmbegaon、SAKURAとHARUHI、生きた土壌と日本の農業指導は地図です。そして地図は、厨房がメニューの計画を立てられるものです。Bengaluru(ベンガルール)へ、さらに北へとルートが開かれるにつれて地図は広がりますが、栽培方法は変わりません。

その背後には、日本のM2Laboのインド法人である**M2labo Bharat Pvt. Ltd.**があり、Suzukiの支援を受けています。だからこそ、今シーズン仕入れた圃場は、来シーズンも変わらずそこにあるのです。


名前を呼べる圃場から仕入れる

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ICHIGO™ — インドで栽培した日本品種いちご。M2Labo(M2labo Bharat Pvt. Ltd.)が生産しています。

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